かるいブログ

かるい気持ちで書いてすみません

基礎からわかる経営管理

通信制大学の経営管理科目のテキストですが、良かったと思えたテキストも残しておきたいと思います。

経営管理という言葉は、自分自身あまり聞き慣れない言葉だったのですが、テキストの中では「経営学」との関わりの中で「経営管理」について下記に定義されています。

経営管理とは「企業という生き物を社会に役立つ永続企業体(ゴーイング・コンサーン)にするために継続的に工夫すること」で蓄積されたノウハウ

それに対して、経営学は、

「企業という生き物を永続企業体にするために、企業管理の実践から蓄積されたノウハウ・知恵を理論化・体系化した学問」

ふたつの関係性として、「経営管理」実践の中で原理原則を見つけ出し、ルール化したものが「経営学」であり、それを再び実践に応用し、ノウハウを得るのが「経営管理」といった関係性が定義されています。もっとも、企業とは時代とともに形を変える生き物なので、このループは常に回り続けることが重要な点であると書かれている。

すべての項目が網羅的に解説されていますが、大きな点として外的成長能力に長けた「米国型経営」と内的成長能力が特色の「日本的経営」の対比が随所にみられ、永続企業体として企業を存続させるために日本的経営の良さを活かすために、外的成長能力を取り入れるアプローチが見て取れます。

経営学に関する単位科目は他にもあるが、この講座は4単位科目なのでなかなかのボリュームなんですが、まずはこのテキストをこなすことができれば、他の科目は既知の項目として難なくクリア出来るのではと思います。

それ以上に他科目とのクオリティの差に唖然となるかと思うぐらいの書籍だと思いました。

 

基礎からわかる経営管理

基礎からわかる経営管理

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