基礎からわかる経営管理
通信制大学の経営管理科目のテキストですが、良かったと思えたテキストも残しておきたいと思います。
経営管理という言葉は、自分自身あまり聞き慣れない言葉だったのですが、テキストの中では「経営学」との関わりの中で「経営管理」について下記に定義されています。
経営管理とは「企業という生き物を社会に役立つ永続企業体(ゴーイング・コンサーン)にするために継続的に工夫すること」で蓄積されたノウハウ
それに対して、経営学は、
「企業という生き物を永続企業体にするために、企業管理の実践から蓄積されたノウハウ・知恵を理論化・体系化した学問」
ふたつの関係性として、「経営管理」実践の中で原理原則を見つけ出し、ルール化したものが「経営学」であり、それを再び実践に応用し、ノウハウを得るのが「経営管理」といった関係性が定義されています。もっとも、企業とは時代とともに形を変える生き物なので、このループは常に回り続けることが重要な点であると書かれている。
すべての項目が網羅的に解説されていますが、大きな点として外的成長能力に長けた「米国型経営」と内的成長能力が特色の「日本的経営」の対比が随所にみられ、永続企業体として企業を存続させるために日本的経営の良さを活かすために、外的成長能力を取り入れるアプローチが見て取れます。
経営学に関する単位科目は他にもあるが、この講座は4単位科目なのでなかなかのボリュームなんですが、まずはこのテキストをこなすことができれば、他の科目は既知の項目として難なくクリア出来るのではと思います。
それ以上に他科目とのクオリティの差に唖然となるかと思うぐらいの書籍だと思いました。
通信制大学に入学してみた
4月からの通信制大学に入学しました。
専門学校の単位が認められて、3年次からのスタートに。
フリーランスを始めてから1年、時間の使い方をあれこれ試行錯誤した甲斐もあってか、少しは毎日に余裕が出てきたというのもあり、今回の入学へと一念発起。なんで今さら大学?といった思いもあるのだ、一番は、長年抱いていた自分自身のわだかまりとの訣別。
受験生時代、「希望する大学に行けないくらいなら、自身で技術を身につけて仕事をしようと」思って選んだ進路で、今でも仕事にありつけ続けられるのは、その時の選択のおかげだというのは日々実感しているのだけど、ただ、何か挫折があるたびに、心の底ではこの安易な選択は正しかったのか?という問いが常にまとわりついていました。
会社員時代に自分の壁となって立ちはだかったのはズバリ「学歴」であると言っても過言ではなく、転職であれ、社内政治であれ、その見えない壁に悔しい思いを度々してきたという経緯もあり、たとえ、学歴が本当の原因で無かったとしても、ついその部分に目を向けてしまう自分に嫌気が差していたという部分もあったりします。
他人からの評価だけではもちろんなく、これから、自分がどのように進みたいのか?
フリーランスを続けるのか、自身で起業するのか、もしくはまた会社員としてやっていくのか…
どの道を選ぶにしても、自分を客観的に観ることの出来る高い視座とそれを支える教養、学位はあった方が得する場合もあるし、学歴なんか関係ない方向に進むにしても、単位取得の過程で得られた「学び続ける」習慣は必ず武器になると思います。
大学に行くことで誰かに教わりたいという希望ではなく、あくまで自分自身で学び取り、知識の栄養として蓄えていかなければいけないと思うので、そんな習慣も身につけたいです。
最短での卒業は2年間になりますが、卒業後、その後はどう進むのか?といった考え方もいい方向で変わっていたらいいな、と思います。 あとは辞めないように…
学び続ける習慣を身につけたい。
では何故、多くの人が卒業にたどり着けないのだろう。 1つは自分の成長の伸びしろの可能性を信じられなくなって、諦めてしまうからだ。この山は絶対動かないと、私は絶対卒業できないと。 心が諦める方向に傾くと、ものすごい勢いでそれを裏づける「辞めなければいけない理由」が湧き出てくるから不思議
同時並行で稼働できる案件の件数とか
■ リモート案件
非常事態宣言のせいか、レスポンスがガクンと落ちた感じのする1週間でした。
もちろん、どのクライアントも「もっと入って欲しい」と枠を取り合うのは当たり前のことだと思うのだけれども、レスポンスが悪くなると、この先この案件は継続していくほど、タスクが生まれるのだろうか?といった不安が出て来たりもする。
これが、正社員として働いているとかであれば、良いのだが(よくない)、そもそもそれはマネジメントの失敗でもあるわけだし…
でも、フリーランスは言ってしまえば雇用の調整弁である以上、常に稼働停止のリスクが付き纏う。
そういった意味では、1つの案件だけに頼るのは危険すぎるよな。
「もっと入って欲しい」と言われても、返事だけは愛想よくしておいて、複数稼働を基本にするのが賢い処世術なのかもしれない。
誰が自分の人生の面倒見てくれるのさ、って。
「今って稼働安定してるなー」と思っているときにこそ、次の仕事を探すべきなのだろう。
■ クラウドソーシング1
とある1つのアカウントの方から、複数の案件を頂いてるのですが…
どうも案件によって文章の特徴が違うな…
という違和感を持っておりまして…
これって、案件ごとに絶対、担当者、違うよな…
別人だわ、と気付いたのが今週のハイライト。
それにしてもこっちの奴は無愛想だ。
■ クラウドソーシング2
見積もり提案をしていた案件を発注頂けることになったのも今週のハイライト。
個人で相談してくる割には規模感が大きいな…と思っていたのですが、slackに招待されたら案の定ちゃんとステークホルダーも居たりで、安心して仕事ができそうな感じがしております。
だんだんと近づいても良い案件と、お見送りの案件の匂い分けが出来てきた気もしますね。クラウドソーシングは卒業したいけど、使い方によっては、良いクライアントを見つけるのには役に立つ。
■ サイト診断
サイト診断の依頼が立て続けに2件入ってきた。
自身の実績作りと、色々なサービスのケースを蓄積していきたいという目的もあって、3営業日程度で6000文字程度のレポートをほぼ無料の値段で作っているサービスなので、クソ安いと思って甘く見ながら申し込んだ方々には大変面食らって頂いておりまして、大抵「もうひとサイト見てもらえますか?」と相談いただけるのですが、こっちとしては、サイト特有の問題でも無い限りは、送ったレポートをそのサイトに置き換えて考えてね。とリピーター殺しの返答しているので、リピート率はすこぶる悪いw
気付いていない人が多いと思うのですが、こういう質問系のコンサルティングは、コンサルの回答の質ってスキルでもなんでも無く、質問者が持ってくる質問の質そのものに影響されるケースが殆どで、ぼんやり考えて、ぼんやり聞いてくる限りでは決定的な答えなんてそうそう手に入れられるもんじゃないですよね、普段の問題意識はやっぱり大事。
■ その他
Vue.jsを使った案件が増えてきそうで、いよいよ騙し騙しは難しい気配がしてきたので、JavaScriptとVueの本をこなしておこう…
JavaScriptモダンプログラミング完全ガイド [堅牢なコードを効率的に開発できる! ] (impress top gearシリーズ)
- 作者:Cay S. Horstmann
- 発売日: 2020/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
本屋で立ち読みしたのですが、この本は短いコードでテンポよく読んでいけるので、手を動かせる環境以外でも読めるのが気に入りました。
修正費用の考え方はどうしよ
業務日報を書いたが、これ毎日書くのも辛いわー
ということで、週報程度なら気兼ねなく書けるかなとは思ったものの、既に次の週が始まってしまっている、まじあきませんな。
■ 受託案件
年が変わったと言っても、仕事が全くまっさらになるわけではなくて、仕事内容は引き続きといった一週間。
むしろお正月休み空けで、溜まった修正がドバっと来た感じでした。
作業からくる修正はもちろん全力で対応しますが、納品物を見てからの修正依頼は、要件追加との線引が難しいところ…よくある話。
一つぐらいなら受け入れても…やってしまうと、調子乗って結構な数が来るので、こういった場合は、先方はこちらのデザイン案出した時点でしっかりとしたアグリーが取れていない(取る能力が足りていない)と判断したほうが良いんだろう。
今後の関係性を考えるなら、すぐに断るのはあまり得策では無いので、「お金がもらえるならもちろんやりますけどね」といったスタンスで良いかとは思っていて、お金が貰える以上は、文句は言わないのがプロの流儀だとは思っている。ただ、費用がまかなえていない場合は、こちらのコストも嵩んでいることも正当に主張する必要がある。降って湧いただけあっていちいち言うのも大人気ないよなとは思いますが。
一番安全な考え方は、修正費用は予め「貸し倒れ引当金」のような形で見積もりで計上して組み入れておく対処法だと思う。
ただ、初めての取引であったり、費用的に選ばれているのであれば、費用を無駄に膨らますのは難しいところではあるが、あとから関係性が拗れるのであれば、はじめから費用感で歩み寄れる関係性ではなかったと割り切った方が良いのだろう。
目安としては、「全体の費用×修正係数」といった形で、修正係数はクライアントによって変動する、危険な匂いを嗅ぎ分ける形でしょうか。
案件が続く場合は、次の案件に実際の修正実費をスライドして乗せるのでも良いかとは思いますが、そこは案件のボリューム感にもよるでしょうか。
追加の要件を断る場合においても、「この仕様の追加実装は〇万円は頂きたいです」と費用を明確に伝えるのと同時に、「この機能を追加することで、こういった懸念も出てきますが、こちらはご検討みでしょうか?」みたいにやんわりデメリット(いちゃもん)も提示しておくことで、「お金かかるなら辞めときます」って理由以外の、先方に断る逃げ道を作っておいてあげるのもある意味親切な思いやりだなと。
■ リモート案件
「年明けから新規プロモーションのLP始まるから絶対予定空けとけよ!」と念押しされていたので、意気揚々とチェックインしたものの、代理店との板挟み状態で結局何も進んでない状態… 年始のプロモーションどうするんでしょうね、お待ち申し上げております。仕方ないので、ユーザー画面の実装をひたすらすすめる形に、Vueの扱いも徐々に慣れてきたかなー。でもガッツリ勉強しないとな。
他のデザインさんにリテンション用のモーダルのデザイン作成を依頼するなど。でも、せっかく作り上げたデザインガイドラインすでに崩れてるけど大丈夫??こういう使い方もありますよ、ってはじめに説明したんだけどな。
■ その他
お掃除屋さん案件の、年末に撮影した施工動画とかをまとめてYouTubeを作成してまとめてアップロード。動画作るのも楽しいので、この辺も今年は仕事にしていきたい。今週も頑張ろー。
会社というものに期待するのをやめた
簡単に言うと、年末で退職してから、就職活動をすることを完全に辞めたということ。
転職活動中に何もしていなかったわけではなくて、暫くのあいだフリーランスでデザイン、ディレクション業務支援を行ってきたのですが、コロナの影響もあって契約打ち切りなんて酷い目にもあったけど、結果としては今まで仕事を切らさずに(正確には売上を切らさずに)ここまでやってこれたという事実が、これからなんとかやっていけるのではないか?といった自信にもつながってきました。
会社勤めの当時、自分も採用担当などを任されていたときは、
「自分より年上の人なんか来られても扱いきれないなー」とわりとネガティブな思いを持っていたのも、今となってはよく分かる話で、「どこに云うこと聞かない頑固な40を超えたおっさんを高いカネは払って雇うねん」という雰囲気満点な面接や、そこで求められることのギャップを感じながら、「自分はこういう市場では既に価値の無い人種なんだな」と感じたりもしました。
これはまさしく中年の危機なのか…
今までそれなりに仕事をしてきて、修羅場をくぐり抜けて、経験を積んできているはずなのに、いざ現在の自分を振り返ると…
何も残っていないじゃないか…
仕事はしてきたけど、ただただ、自分を浪費するだけで、
何かを残すような取り組みを全くしてこなかった。
何もない、価値を生み出せない人間なんてだれも欲しいなんて思わない。
じゃもう開き直って、
自分自身の価値観を証明していくような生き方、
仕事を自身で作り上げていくことにした。
40才も超えてしまっていささか手遅れ感もあるのではと思っているのだが…
すでに遅いか?
例えば、これが10年早かったらどうなっていただろうか。
世の中を甘く見ていた自分は、美味しい話がチラついた瞬間に、自分の仕事を手放して大きいものに巻かれていたかもしれない。
既に手遅れだからとこのまま飲みたくもない泥水すすりながら、踏ん張って人の下で働き続けるのか?
安い給料で、時間の自由もなく、制約の中、自分自身をすり減らし続け、実績を上げたとしてもすべてが会社のもの、
万が一、10年後、再び岐路に立ちつくした時、何が残っているのだろうか?
それこそほんとうに身動きの取れない自分が居るだろう。
遅い気もするが、決して遅すぎることもない。
この10年でひとつ山を超えたら現役を続けるパワーが残っているか、も怪しいけれど、やってみるしかないだろう。