【山日記】北アルプスの秘境〜雲ノ平周遊 Day2
早朝の薬師岳へ
2015年7月12日
2日目、早く寝たので、比較的早く起きることができた。
人間としての本能が欠けているので、どうしても辺りが暗いと起きる気になれない。
山ノボラーとしては致命的な面倒くさがりである。
しかし、雲ノ平に行く以上は薬師岳には早く登らないといけない。
じゃ、なんで昨日のうちに登らなかった!(笑
そんな自分自身に文句を言いながら、出発することにする。
薬師岳に登るにはまだまだ雪が残る登山道を歩いていく。
軽いロープを伝って雪渓を乗り越えるのもなかなか楽しい。
山陰から顔を出さない太陽にそのままにしているように…
と祈るように足早に稜線へと駆け抜けていく。
稜線から太陽が顔を出す頃合いに、薬師岳小屋に到着、このまま山頂へ。
ジグザグと山頂へ登りながら見えてきた山頂!
2日目にしてやっと一本!と思ったら、違った…
頂上はもひとつ向こうの山だった!
遠くは無いけど、やけに悔しい思いを抱きながら…
次こそは薬師岳の山頂へ。
山頂からの光景は遮るものがなく、朝の清々しさと共に充実感ももたらしてくれる。
この先にあるのは五色ヶ原からの剱岳か…?
いつか行ってみたいな…
出発の準備をして分岐点へ
薬師岳小屋にもどり、ピンバッジを購入して下山していく。
テント場に戻り、テントを撤収。
この時間になると、日差しもなかなかの強さになってくる。
今日もホントにいい天気になりそう…
ザックを担ぎ、テクテクと太郎小屋まで戻っていく
そして雲ノ平との分岐点に差し掛かる。
云わばこの旅の出発点だ。
これぞトレイル!木道をテクテクと
雲ノ平への入り口、薬師沢に向かって延々と歩き続ける…
この木道がたまらなく好きだ。
しかし、歩いても歩いてもかわらぬ風景…
何本の橋を渡ったかな…
だんだん川の音が大きくなってきたな…
とボケっと歩いていると、いきなり目の前に布団が干されている真っ赤な屋根が!?
薬師沢小屋だ、やっと着いた…
流石に疲れたので、山小屋でラーメンを頂きます。
休憩もソコソコに、出発します!
架けたてらしい橋を渡ります。
ここからは雲ノ平まで一気に直登します。
地図を見てもえるとわかるんですが、「直登2時間」の文字が…
こんな短い棒線で2時間掛かるなんていささか信じられないですね…
見上げる登山道…
いや登山道というより、土砂崩れの跡ですやん(笑
まぁ、行かない訳にもいかないので、よじ登っていく感じです…
脚もガタガタ…
無心で登ること2時間あまり、やっとのことで平坦な所に出てこれました。
標識にはアラスカ庭園という文字。
もう戻りたくないです…w
もう歩けない…
やっと着いた…
感動しながら歩くこと…
やっと着いた…?
やっと着いた…… やっと着いた………
まだ着いてない…?
ふたたび歩くこと… やっと雲ノ平山荘に到着!! テント場の受付を済まし、玄関でおじいちゃん達と話しますw
若い時は一日で来れたんだけどな〜
いやいや、今でも十分すごいですよ〜
なんて会話をした後、山荘をあとにします。
振り返る雲ノ平山荘はすごく神秘的な空間に存在してました。
歩くこと20分強、山の距離感は長い… ほどなくしてテント場にたどり着きます。
先客は1人のみ、全然人もおらず、ホント秘境なんだなーと思いながら、テントを張って、夕食を済ませます。
しばらくビールを片手に雲ノ平の風景を眺めながら、「ついに来たんだな…」なんて感慨深くなりつつも…
眠たくなったので、寝ることにしました…
本日の撮影機材
RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175740
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2013/05/24
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